鬱病
初期症状
どうも気力がなく、生活がだらだらし始め、これまで興味を持ってやっていたことでも、全くやらなくなったりします。好んでみていたテレビにさえ関心を示さなくなります。誘われたり強制されると出かけることも有りますが、多くの場合長続きしません。仕事や勉強を「しなければならない」という気持ちは有るのですが、ぼんやりしている時間が多くなり、学校や会社を休みがちになります。
周囲の人が励ましたり、叱ったりすると、反抗的になったり、涙ぐんだり、自分の過去の灰色さを回想し、自暴自棄的な行動をします。
食欲もなくなりますが、食べられないということはありません。悪夢を見て寝汗をかくことも有り、睡眠は早朝覚醒型で2,3時間で目を覚ます、というのが特徴です。
二段階目
ユーウツ感がひどくなり、いらいらも増大。一日の中で何回も気分変動がありますが、総じて午前中は気分が悪く、夕方になると持ちなおす傾向があります。周囲の人に迷惑をかけて悪いという思いが強くなります。
自分に対する嫌悪感が強く、自分はどうしようもない人間であると思いこみ、劣等感も強くなります。前途に全く希望が持てず、食欲、性欲もなく、人前に出ることを嫌い、自殺を企てることもあります。この時期になると、身体的不調も強くなりますが、精神病の偏見から、本人も家族も専門医の診察を嫌うことが多いといえます。
重症の時期
抑鬱状態が激しく、妄想が強く、不眠と食欲不振のため、起きているより寝ている時間のほうが長くなります。顔色も悪く、やせ細ったりして周囲のものが油断した隙に発作的に自殺を実行する、ということが多くおこります。自殺をしなくても、脱水症状や肺炎などを併発し、それが原因で死にいたる場合もあります。
さらにその後
重症の段階が終わると、逆に徐々に回復に向かいます.しかし、本人の気分からすれば最悪の状態とあまり変わらないのです。 気分がいいときと悪い時の落差がおおきいために、最悪の状態よりも絶望感が強くなり、この段階で自殺することが最も多いのです。
もともとまじめな性格の人がおおいため、少し回復しただけでもすぐ社会復帰したがるので、周囲の人たちが理解を持って見守り、アフターケアを重視することが必要になります。しかし、まだまだ疲れやすく、なにをやっても長続きしない状態が続きます。
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Monday, December 04, 2006
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